【MTB】DH=ダウンヒル
マウンテンバイク・ダウンヒルの概要
「XC:クロスカントリー」に続いて、MTB:マウンテンバイクの「DH」について。「DH」はダウンヒルの略称。ダウンヒルは、「Down-Hill」の略ですね。
今回は、ダウンヒルについて簡単に説明したいと思います。
ダウンヒルは、
山に造られた急斜面のコースを高速で下る競技です。
基本的にダウンヒルに上りという考え方はありません。
競技者は、ダウンヒルコースが設置されているコースのスタート地点まで、ゴンドラ、もしくは車で自転車とともに移動して、スタート後は一気にコースを下ります。
マウンテンバイク競技の中でも最も危険で激しいジャンルとされており、エクストリームスポーツに分類されています。
時速60キロメートルを超す速度で下るライダーもいます。
また、コースは舗装されていません。そのため、大きな石や木の枝などが転がっていたり、グリップの聞かない土のコースを駆け抜けたり、時には大きくジャンプして障害を超えるなど、非常に難易度の高い競技です。
しかし、その難易度の高さやスリルから、ダウンヒルに魅せられるライダーが多くいます。
もちろん、安全のため、ヘルメットや肘、膝などへのプロテクターの装着は必須です。
ダウンヒルのライダー目線の動画があったので載せておきます。世界大会でレコード記録をたたき出したライダーの映像なので、初心者や一般ライダーには刺激が強すぎるかもしれませんが、迫力を少しでも感じてもらえたらと思います!!
ダウンヒル用マウンテンバイクの選び方
ダウンヒルモデルは、アップライトポジション(上体を起こした姿勢)が取りやすいようにハンドル位置が高めに作られています。アップライトポジションだと、急斜面の下り坂でも重心を低く後ろにすることができるからです。
つまり、選ぶ車体は、サドルが低く、ハンドルが高い車体ということです。
また、急こう配かつ荒れたコースを高速度で駆け下りていく競技なので、サスペンションと頑丈さが重要になります。
サスペンションについては、ストローク量が1つの目安になります。
ダウンヒルでは130mm以上のストローク量のサスペンションが多いです。さらにジャンプなどが多いコースは、ストローク量はフロントは170mm以上、リヤは190mm以上の長めのタイプがオススメと言われています。
一般的なマウンテンバイクは100mm程度のストローク量ですので、通常よりストローク量が多く、前後の衝撃吸収に優れているものを選びましょう。
フルサスペンション(前後両方がサスペンション)かハードテイル(前のみサスペンション)の2択で迷う人もいるかもしれませんが、よりハードなコースも楽しみたいという人は、フルサスペンションがいいですね。
その他、フレームの素材、硬さ、重さ、ブレーキの種類など、いろいろな観点で選ぶことができます。
是非、選ぶ時間も楽しんでください。